世界最大の有人飛行船ツェッペリンNTいよいよ日本上陸!
昨年、かずかずの困難により苦渋の海路輸送を決断した(株)日本飛行船所有のツェッペリンNT号は
1月7日にイタリアからスマトラ沖地震も乗り越え、ポートアイランドに接岸しました。
飛行船は諸々のチェックを受け14日午前11時にいよいよポートアイランドをTAKE OFF!!

 
震災後10年の神戸上空を旋回し東の空へ、その後、大阪、京都を経由し
名古屋上空、万博会場を旋回した午後4時に愛知県弥富場外離着陸場に着陸しました。

 
全長75mの割にはスムーズに着陸します。
駆動ペラは一斉に上を向き船体にブレーキをかけます。砂けむりがすごい!

 
ゴンドラと船尾2ケ所の油圧式ランディングギアがその船体をしっかりと支えています。
3枚尾翼の成せるワザでしょうか。

 
ランディング後、ヨーラインをメインマストに通しウィンチで引っ張ってマストとノーズを連結します。

 
その後マストを中心に360度旋回。地上の状況、マストの確認をします。
右の写真はウォーターバラストを噴出している瞬間です。

 
このプロペラが「NT(ニューテクノロジー)」たる由縁です。
船体側面のプロペラは180度のチルト稼動、船尾のペラは90度垂直稼動します。
これにより垂直昇降移動が可能になります。
また、船尾もうひとつのプロペラにより定点での旋回が可能になりました。
これら機能は今迄の有人機には無かった特徴です。

 
キャビン内部は14名(パイロット2名含)が搭乗可能な充分なスペースが確保されています。
後部にはトイレもあります。

 
メインマストにも「Zeppelin」ブランドが。船体下部には愛知万博のキャラクターが万博開催をPRします。

 
こうして見ると3枚尾翼もカッコイイかも。。


今後は17日にベース基地となる埼玉県桶川のホンダエアーポートに向けてフライトし、
最終検査の後いよいよ関東地区での宣伝フライトが始まります。


日本で唯一、有人飛行船を用いた航空機使用事業認可を取得した日本飛行船。
海上から空に戻った渡辺社長の思いを乗せて日本の空に今TEKE OFF!!

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