
「マイクロ波送信実験」
去る3月上旬と中旬の2回に渡り京都大学グランドにて飛行船を30m掲出しました。
これは京都大学生存圏研究所の山川教授のもと、およそ2年の準備期間を経て
ようやく実験にこぎつけたマイクロ波送信のテストです。

飛行船のゴンドラ部分にマイクロ波を送信する各種機材を搭載。その重量はおよそ46kg!
飛行船はさらに余剰浮力25kgをも確保しています。
機材搭載前は物凄い浮力に船体を心配してしまう程です。

早朝から作業を始め機材搭載し、いよいよ飛行船を上空へ。

船体中央のメインロープをウィンチでコントロール。
ノーズとテールからは各々2本、計4本のロープで船体を風上に向けます。

これだけの大きさで横風を受けると浮力があってもすぐに傾いてしまいます。
すかさずノーズのロープ2本を持ったグランドクルー2名が船首を風上に向くようダッシュします。
息をあわせてテールロープの2名も同じく風下側へダッシュ!
風上に船首を向けた船体はゆっくりとウィンチの真上に船体を戻します。
揚がっている間、グランドクルー4名は常に風上を目指して走り続けています。

結果2回の実験は無事成功!
この無線電力送電システムにより地上では携帯電話の充電が可能となります。
何れ災害システムへの応用への可能性も期待されています。
京都大学及び関係者の皆様お疲れさまでした。
アドバルーン・飛行船広告は有限会社メイクス
