●飛行ルートの決定●
基地からテイクオフした後のフライトルートを決めます。
飛行時間内でより大くの人々にアピールできるよう
クライアントの意向を基にルートを決めます。

●飛行ルート決定における注意事項●

テイクオフした飛行船はリモートコントロールによって操縦します。
パイロット(操縦者)がチェイスカーに乗って、目で確認しながら
飛行ルートを走行します。したがってトンネルや高速道路の下の上空が
開けていない道路、高いビルの間で視界が狭い道路などは
飛行ルートから避けます。
尚、高速道路もNGです。チェイスカーが停止したり方向転換が
できなかったり途中で一般道に降りることができないからです。

●飛行ルートの概算距離●
飛行船の1回のフライト約2時間で飛行船が飛べる距離は
約50キロとお考え下さい。(フルマラソンコースが基準です)
飛行船は追い風なら時速80キロ位でフライトしますが、
向かい風の場合時速2〜3キロになってしまう場合もあります。
平均すると時速約20〜30キロと考えてます。

●飛行ルートのロケハン●
飛行ルートが決まったら実際に予定のルートを車で走って
ロケハンを行い、チェックポイントを決めて時間の落とし込みをします。
「この場所は○時に通過」「ここは○時頃」という感じで
ポイントごとの通過時間を予測しておきます。
これは警察や飛行場の管制に届ける時に必要になります。
また、実際にフライトした時に渋滞や交通事故等で予定通りに走行
できない場合にルート変更の判断材料にします。

飛行船がより多くの人の目に触れるためには、繁華街はもちろん
近隣のイベント会場を調べて実施日にその地域でどんなイベントがあって
どこに人が集まっているかを調べておくのも方法の一つです。